連載ブログ : FREETELで格安スマホ生活を始めた
第七回 iTuensライブラリから音楽を転送する
前回、SDカードを購入した目的は、ひとつは妻の Priori3s の 16Gというストレージを補うため。そしてもうひとつは、私が今まで iPod touch で聴いていた音楽を、Freetel Miyabi へ転送して聴きたいが、内部ストレージを圧迫するのは嫌だ、と思ったからだ。
64Gあれば、残りのストレージ容量に怯えることなく、音楽を楽しむことができるだろう。
Mac miniの iTuens。
私は、ここに保存されている数十枚のアルバムのデータを、そっくり Miyabiの SDカード領域に転送してやる、という作戦を立てた。
ネットで検索し、「Android File Transfer」というフリーソフトを使えば、ファイル転送が可能であることがわかった。
こいつを Mac miniにインストールし、Miyabiにファイル転送してやるのだ。
私は緊張していた。
インストール。
自分の環境に新しい要素が加わる。
結果、なにが変わらなくて、なにが変わってしまうのか。
自問自答を繰り返すことが「生きる」ということならば、私は確かに生きていた。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、「Android File Transfer」を荒っぽくアプリケーションフォルダに放り込んでやる。
インストールはあっけなく完了した。私は己の怯懦を恥じた。
私は手持ちのUSBケーブルで FREETEL MIYABI と Mac mini を接続した。
すると、MIYABIのストレージは、恥じらいもなく Macから丸見えになった。
すかさず SDカードに「Music」フォルダを作ってやる。
あとは Mac の「ミュージック > iTunes > iTunes Media > Music」フォルダにあるアルバムから、MIYABIに移したいものをドラック&ドロップで放り込んでやればいい。
これだけで、デフォルトでインストール済みの「音楽」アプリで再生できるようになった。
調子に乗った私は、コードレスイヤホンまで購入した。
Anker SoundBuds Sport (Bluetooth 4.0 防水イヤホン) 【8時間連続再生 / IPX4防水機能搭載 / 内蔵マイク搭載】 iPhone、Android
こいつはなかなかのスグレモノだった。
十メートルほど離れても、何事もなかったように音楽を再生し続ける憎いヤツ。
おかげで、スポーツクラブのランニングマシンに MIYABI を置き忘れてロッカーに戻りそうになる事件が頻発したのは、隠しておかねばなるまい。
ともかく、こうして私は、iPod Touch と、邪魔なイヤホンのコードから解放されたのである。