連載ブログ : FREETELで格安スマホ生活を始めた

第六回 Freetel Miyabi に SDカードを装着する

2016年5月25日

妻のガラケーを Freetel Priori3s LTE に MNPするタイミングを待って、私は 64Gの SDカードを2枚購入した。

2個セット 東芝 microSDXC 64GB 超高速Class10 UHS-I 防水 耐X線 TOSHIBA 海外向パッケージ品
(購入時価格 3490円)

それはプライム対象外商品だったが「関東への送料無料」という文字を、私は見逃さなかった。
時価、1枚 1745円。お得である。今後、もっと安い商品が出てこようと、この時点でお得だと感じられれば、それは私にとって永遠にお得なのだ。

装着作業

私は緊張していた。
「閉じている箱は開くな」それは誰が言った言葉だったか。
FREETEL MIYABI(雅)は背面パネルの凹みに何かを引っ掛けて開けるという、やや野蛮な行為を私に要求してくる。
指の爪を差し込んで開く、という手もあったが、常に慎重であることを重んじる私は、ギターのピックを差し込んで開けることにした。
私は指先に神経を集中させた。プラスチック製のパネルは、やがて「パチリ」と乾いた音を立て、隅の一箇所が外れる。
一箇所外れてしまえばあとはこっちのものだ。薄いパネルは軽くたわみながら簡単に開いて行く。
最後に脱着式のバッテリーを外し、SDカードをゆっくりと奥まで差し込む。

背面パネルを開いたMIYABI とSDカード

背面パネルを開いたMIYABI とSDカード

一番左のスロットに差し込む

一番左のスロットに差し込む

私は脱がした、いや、外した背面パネルを取り付ける作業にかかった。
上側を差し込むようにしてから、下へ順に押し込むようにすると、パチパチという感じではまってゆく。

パネルをはめ終え、おもむろに電源を入れると「不明なSDカードとして認識されてます」的なメッセージが出現し、私を困惑させた。
メッセージをタップすると「SDカードをフォーマットしますか」「カード内のすべてのデータが失われます」と軽く脅してくる始末だ。

「キャンセル」か「フォーマット」か。

人生は常に取捨選択の連続だ。そんな言葉が脳裏をよぎる。
私は奴の脅しに臆することなく、黙って「フォーマット」をタップした。

SDカードのフォーマットが終わるまで、ほんの数十秒。
それまでの行為を反芻するには、あまりにも短い時間だった。